自己責任論。
日本は狂気的だ。
ここ最近強く感じる。
時代がそうなってきたのか。
元々なのか。わからない。
日本は自己責任論がつよい。
他の国は大して知らないのだけれど。
持論だけれど「自己責任」や「自業自得」という言葉は自己を律するために使う言葉であり他者に使うものではないと思っている。
「言葉の意味は知ってても使い方を知らない者が多い」という言葉を数学者の岡潔が言っていたが、その通りだと思う。
何故こんなに自己責任論がつよいのか。嫉妬のエネルギーだと思っていたけど、それよりももっと根深いものがある。
思うに。無宗教のことがひとつ大きい。
人間を超越する存在という認識があまりないから、自分の行動は、全てが自分の意志による選択であり、自己責任であるという考え方。
こんなことを弱者が言っても、説得力がないように思える。
だからこそ、おれは難関国家試験と言われる公認会計士試験に挑戦し、合格した。
この試験に落ちる人は多いけれど、それを自己責任とは思わない。
環境は勿論だけれど、日々の勉強でもそう思う。日々、継続して勉強出来ること、あるいはその逆、どうしても勉強出来ず他のことをやってしまうこと。これは自分の意思ではなく、何かがそうさせているという可能性がある。
現実離れした考えに思えるかもしれないけれど、100%自己責任なんてありえない。
おれはそう思う。